フルサイズミラーレスの利点とは SONY α7の魅力と限界
ソニーフルサイズに引越しご検討の方に
ミラーレスのセンサーサイズで悩んでおられる方に
オールドレンズが気になる方に
そして写真が好きな全ての方々に
目次
1.フルサイズの魅力
一眼レフを使用しているといつかはフルサイズという流れがある
フルサイズすごいでしょステップアップして下さいみたいな
僕もCanonのAPS-C使っていて綺麗な写真が撮れるかなと思ってSONYのα7を買った
だがしかし、そういう意味では採点結果は25点なのだ
1-1.フルサイズの利点
愛機なのになぜ25点か、フルサイズの利点は4つ
・解像度が高い
・高感度に強い
・光の諧調が豊か
・背景がぼける
でもこれって上の3つは同じことを言っている
センサーが大きいと高画素で多分割しても1画素あたりの面積が大きいから、高感度に強く諧調表現も豊か
しかしセンサーが進化すれば同じ面積でも写真が綺麗になっちゃうのだ
一昔前のフラッグシップフルサイズより今のスマホの方が綺麗だよとなっちゃう
デジタル商品は時の流れですぐ陳腐化し無価値になる
僕のVAIOも液晶が壊れたので修理に出したら“部品がないのでもう治せません、パソコンは4年で減価償却されますのでお客様のパソコンの価値は0円です”と言われた
パソコンの事はよそう
ただそんなに簡単に無価値になるものに大枚払える?
新機種出るごとに買い替える?
僕ならNoだ
1-2.フルサイズが必要な人
どんな人にフルサイズが必要か、それは大ボケが必要な人だけというのが僕の答え
自分がどのボケが好みか知ろう
ボケいらない?スマホで十分
小ボケならマイクロフォーサーズ
中ボケならAPS-C
大ボケならフルサイズ
特ボケなあなたはFUJIの中判デジタルをどうぞ
僕は大ボケも好きだが、普段使用では全然要らないレベルだ
2.ミラーレスの魅力
ミラーレスいいよね、小さくて軽いし
フルサイズミラーレス、いいじゃん
そんな感じでα7を買ったんだ
2-1.ミラーレスの利点
ミラーレスはカメラを小さくする
これは本当だ
ミラー可動域分の体積が減るので主に厚さが減って薄くなる
でもレンズは小さくならない
本気のレンズはでかくて重いし、ボディにつけると折れそうにもなる
上位機ではボディもでかくなったりする
だからミラーレス要らないでしょみたいなことを言う人もいる
2-2.デジカメとファインダー
でもちょっとまて、そもそもデジカメに要らないのはミラーだろ
読者の皆さんはご存じだろうか?
一昔前までコンデジにファインダーがあったことを
そして今はないことを
昔はフィルムだったからフィルムにあたる景色を別にみる必要があった
でも別窓からだと微妙にずれる。レンズを通った光を覗きたい
そんな思いから一眼レフは生まれた
フィルムの前にミラーを置き、ミラーで屈折した光をファインダーで覗いているのだ
デジタルになったらイメージセンサーに届く光を画像処理して液晶で見せてしまえば済むのだ
ファインダーは要らない道理だ
そしてコンデジからファインダーは消えた
デジ一からもミラーレスが誕生し、いつか一眼レフは消えるだろう
2-3.フルサイズミラーレスの矛盾
ただしフルサイズミラーレスがフルサイズ一眼レフを駆逐してもそれはボディの中から密かにミラーが無くなっただけでシステムとして全然小さくない
α7、α7II、α9と順調にボディは肥大化している
SONYは大きくて重くて高いレンズばかり出している
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ミラーレス=小さいは嘘っぱちだ
真実は一つ
センサーを小さくすればカメラも小さくなる
3.フルサイズミラーレスの隠されていた(僕にとって)利点
3-1.僕がα7に求めたもの
そもそもフルサイズを夢みた僕がα7を選んだ理由
安くて小さい、それだけ
マイクロフォーサーズのミラーレスを買って小さくて良かったがボケが物足りなかった
フルサイズ(高画質大ボケ)でミラーレス(小さい)、そして安いなんて、最高じゃないか
でも違った
ボディが多少小さいだけでレンズは小さくない
純正レンズが少ない・あってもデカくて高い・サードパーティーもいない(当時)
飛びついてハシゴ登ったけどはずされたみたいな
そこに差し伸べる天使の手、それがオールドレンズだったんだ
3-2.オールドレンズという選択
フルサイズミラーレスの最大の利点は、小さいことじゃなかった
古今東西の他社を含めた殆ど全てのレンズがアダプターを通して本来の画角で使用できる
これにつきる
AFは効かないもしくはついてない場合が殆どだけど、マニュアルフォーカスさえ呑めば天国に行けるのだ
F1.2なんて夢のレンズもオールドレンズなら安く手に入る
レンジファインダー(そんなカメラがあることを僕はこの時初めて知った)とやらのレンズは一眼レフのレンズに比べると笑っちゃうくらいに小さい
高画質は達成できないかもしれないが、大ボケ・小さい・安いという本来両立しない事項が同時達成できてしまうのだ
そしてα7は僕のかけがえのない愛機となり、僕は脱北ならぬ脱ソ(SONY)をした
さあみんな、マウントの縛りから脱ソーしようじゃないか
しかしそこにはLeicaという恐ろしい金属魔境が待っていたのはまた別のお話
とっぴんからりのぷう
本日の伝えたかったこと
・フルサイズが必要かはボケが必要かで決めましょう
・ミラーレスが小さいは嘘、でも時代はミラーレスです
・フルサイズミラーレスの最大の利点はオールドレンズをほぼ制限なく使えること
・オールドレンズ沼にはまって幸せかと問われればそうとも言えない(哭)
フルサイズやミラーレスでお悩みの方の一助になれば幸いです
僕はレンズ沼にはまりカメラ海にもはまり、両足はまって首がまわりません
脱走失敗!